パッシブデザインで自然に寄り添う エコな快適住まい
薩摩川市 T様邸
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広々とした敷地内に美しく配植された木々や草花。外観からその大らかな暮らしぶりが想像できるT邸は、ベランダが無いのでスッキリとした見た目。アプローチは曲がり角をつけてあるので、歩くと必ず植栽が視界に入るよう設計されています。
「この家には無駄なものがなくて暮らしやすい、理想の家なんです」と笑顔で語るTさんご夫妻ですが、元々ご主人はあまり乗り気ではなかったそう。それが奥さんがたまたま見つけた住まいずのモデルハウス宿泊体験に申し込んだことがきっかけに、家づくりが大きく動き出しました。
Tさんファミリーが宿泊した『五季の家』は、鹿児島県産の無垢の木をふんだんに使用し、自然の力を使って快適な空間を生み出す、家族にも環境にもやさしい、パッシブデザインの家。
「とても快適だったし、木の家はアレルギーの心配もない。何より無垢の床は踏み心地がとても良かったので、住まいずさんで家づくりをしたいと思ったんです」とご主人。その後住まいずの11.5代目有村社長の家を内見し、仕切のないゆったりとした間取りやその機能性に感激し、ご主人は「このままの間取りで家をつくってください」と言われたそう。かくしてTさんファミリーの住まいずでの家づくりが始まりました。
こんな家が欲しかった
①無垢の木を使った家
「歩くたびに心地良い無垢の床は、マイホームの絶対条件でした。気持ちいいので、冬でも裸足で歩いています。」
②全開口式の掃き出し窓
「リビングから庭を一望できるように、全開口式の窓を採用しました。窓を全開できるので風通しも良いです。」
(全開口窓と吹き抜けで気持ちの良いリビング)
③つくり手の顔が見える家
「つくり手が見えることも大きなポイント。着工式で関係者の顔が見られたので安心でした。」
社長の家を内見したりと、つくり手が実際に生活している家を見ることも、なかなかない経験です。
無駄を排除し、住まいの機能性UP
前述のとおり、T邸は有村社長の自宅をモデルに設計されました。「もちろん全く同じというわけではありませんが、良いところはほとんど取り入れてもらいました」と言うように、間取りは日当たりや風通しを考慮した有村社長の自宅と酷似しています。それ以外にTさんご夫妻がこだわったのは、吹き抜けをつくることと無駄を省くこと。
奥様が憧れていたという吹き抜けですが、空気循環を考えてリビングスペースのみに限定したことで、空気が循環しやすいだけでなく、ダイニングとリビングの天井落差でスペースに奥行きとリズム感が生まれました。
(日当たりの良いリビング&ダイニング。夜も埋め込み式の間接照明とテーブルランプだけで十分明るいそう。造作棚は写真を置いたりと、飾る楽しみも嬉しい)
また、バルコニーや鏡裏収納付きの洗面台など、結局使わなくなりそうなものは排除。その代わりに布団が干せるバーを外壁に設置したり、洗面所には大きな鏡や造作収納を取り付け、排除したことで不便が生じないように工夫を加えています。「掃除の手間もかからないし不便さも感じません」と奥様もにっこり。
(使いやすく清潔な洗面台。造作棚には撥水加工を施してあるので、水はねの跡も残りません)
日々の癒しも楽しみも 暮らしを彩る工夫が満載
造作収納が多いこともT邸の特徴の一つ。寝室にあるウォークインクローゼットや納戸、パントリーなど、大容量の収納スペースが確保してあるので、小さなお子さんがいるとは思えないほどスッキリとしています。
(ご夫妻の寝室にあつらえた、収納力抜群のウォークインクローゼット)
(毎日使うキッチンも造作棚があることでごちゃつかず整頓できます)
(玄関は五季の家と同じつくり。収納力がありながらも見た目もスッキリ)
一方で、毎日に彩りを与える工夫も。和室や浴室の窓からは美しい木々を眺めることができ、お風呂好きなご主人も大満足だそう。
(リビング横にある和室。今は赤ちゃんを寝かせるのにも最適。琉球畳がスタイリッシュで爽やかな印象)
(ご主人のこだわりが詰まった浴室。窓の外を眺めながら湯に浸かることができ、毎日の疲れを癒してくれる至福の時間なのだそう。)
休日には芝生が敷き詰められた庭でお子さんたちと一緒に遊ぶのも、ご夫妻の楽しみ。ウッドデッキもしっかりとスペースがあるので、遊び疲れたら日向ぼっこをしながら一休みもできます。
(外からの視線も気にならないので、小さなお子さんも安心して遊べます)
途中でご主人が「どうしても欲しくなった」という書斎は、リラックスできる畳の空間。小窓からはリビングを覗くこともできます。
まだお子さんが小さいため、子ども部屋は現在、洗濯物干し場となっているそう。将来は2部屋に仕切って使用することもできます。
ちょっとしたスペースにも収納をプラス。これだけで部屋に家具を置く必要がなくなるので、部屋を広々保てます。
落ち着いた重厚感のある玄関。美しい木目が印象的。
リビングの掃き出し窓には断熱効果抜群の可動ルーバー雨戸を採用。使い方も簡単で、夏の外出時に閉めておくと暑さ対策になるそう。
T邸は自然の力を利用して快適な空間を維持する「パッシブ・デザイン」の典型。間取りのラインを揃えるなど細部にまで気を遣い、地球にもお財布にも優しくて、見た目もすっきりした美しい住まいとなっています。入居して改めて、Tさんご夫妻もその良さを実感しているそう。
「我が家は帰宅した時に極端に暑かったり寒かったりしない。冬は暖かい2階に寝て、夏は涼しい1階に寝るという風に、私たちもエコな暮らしをするようになりました」と、環境に配慮する気持ちも芽生えたそう。自然に寄り添った住まいは、住む人の気持ちまでエコにさせてくれるのかもしれません。
Family Voice
「住まいずさんの家に惹かれて家づくりを始めましたが、私たちの要望を真摯に聞いてくださった皆さんの人柄が決めてとなりました。ありがとうございました。」