まるで旅館のよう 木の温もりに癒されるモダンハウス
鹿児島市 F様邸
お住まい訪問記|すべて
(アプローチにも木板を使用している外観は、グリーンを効果的に配置することでより一層洗練されて見えます)
のどかな田園風景になじむナチュラルな外観のF邸。F邸の設計図は3年前には完成していたのですが、ご主人の突然の転勤があり、実際に建築するまでに時間が空いていました。
3年の間にお子さんも成長し、それに合わせて設計もガラリと一新。
「転勤前は子どもの安全面を考えて妥協した部分もありましたが、子どもが成長したことで思い通りの家を建てられました。結局、タイミングが良かったんだと思います」と嬉しそうなF様。完成したマイホームは、3年の間にも沢山の打ち合わせを通してこだわりと住みやすさを詰め込んだ、旅館のように寛げるお家です。
こんな家が欲しかった
①旅館のような家
「旅館のようにスッキリとしていて落ち着いた家にしたかったので、飾り棚など遊び心を加えながらも、乱雑にならないよう、動線に沿った設計にしていただきました」
特に旅館らしさを感じられる場所の一つが、玄関からリビングへと続く廊下。照明をあえて端のみに設置し、反射で飾り棚に光を当てることで旅館のような雰囲気になっています。玉砂利にもよく驚かれるそうです。日常の中に非日常を感じられる。こだわりの空間となっています。
②県産材
「木の温もりを感じさせる家は、私たちの家づくりにあたっての絶対条件。住まいずさんは材木屋としてのノウハウがあるので安心してお任せすることができました」
(県産材の癒される香りに包まれ、思わず深呼吸をしたくなります)
③実家の山の木
「実家が山を持っていたので、そこの木を家のあちこちに使用しました。木を切ってから転勤になりましたが、住まいずさんは3年間的確に保管してくださいました」
ご実家の木は柱などの構造材に使用しており、見えないところで家を支えてくれています。
空間設計の妙で遊び心と暮らしやすさを手に入れた造りに
F邸には他にもこだわりが沢山あります。その一つが「段差」。
お家の至るところに段差が設けられていて、壁がなくてもスペースを仕切る役割を果たしているので、圧迫感無く空間を引き締めることができます。
特にリビングは、窓際が一段高くなっていることで外からの視線を遮る効果もあり、一石二鳥。半分が吹き抜けになっているので、窓際はあえて天井を低くした寛ぎスペースとなっています。ソファに座った時に心地よく感じられる設計にしてあり、住まいずらしく枠にとらわれない空間設計が光ります。
寝室の奥にも珍しい段差が。こちらは掘りごたつのような書斎で、段差があることで同じ部屋の中でもスペースを仕切ることができています。バランスよく配置された飾り棚には携帯電話や眼鏡を置けるので、何かと便利。小物を飾って遊び心を加えることもできます。
そしてもう一つの特徴は、どこでも子どもの気配を感じられること。2階にある子ども部屋は板で仕切ってあるので取り外しも可能。部屋の隣にウォークインクローゼットがあるので、衣類はそこに収納でき、家具はベッドと小さな机だけ。勉強は吹き抜け横の廊下にある造り付けの作業机で。ご夫妻が1階にいながらも子どもの様子を伺うことができ、「生活にメリハリがつく」とお子さんも喜んでいるそう。オープンな場所での勉強は、自室で一人でするよりはかどりそうですね。作業机にはパソコンも置き、家族が自由に使えるようにしてあるそうです。お子さんの勉強を見ながら作業もできて、使い勝手のいいスペースです。
玄関も旅館のように広々。中央に柱があり廊下を一周できる珍しい造りとなっています。収納たっぷりのシューズクローゼットには家族の大量の靴もしまえるので、玄関はいつもスッキリ。
Family Voice
「3年に渡って住まいずさんと打ち合わせを繰り返して、これからの私たちに家族に合った家を手に入れることができました。デザイン性も普遍性も利便性も耐久性も、住まいずさんのクリエイティブな提案と職人さんの確かな技術のおかげですべてを満たした家になって大満足です」