自然素材で心も体も健やかに暮らす 祖父の想いを受けつぐ温もりの木の家
いちき串木野市 T様邸
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見晴らしのいい高台にある、心地よく風が吹き抜ける木の家。青空に白壁が爽やかに映えるこのT邸の建つ場所には、もともとはご主人のおじい様が植えた、杉の木が生い茂る山がありました。周囲への陽当たりを良くするために木々を伐採していたご主人。「どうせならこれを生かせないか」と考えて浮かんだのが、自前の木を生かした家づくりに取り組む住まいずでした。
当初は山の木を使い国道沿いの土地に家を建てようと考えていたTさん。しかし住まいずで山を見に行き、「むしろこの山に建ててはどうか」と提案したところ、「それは願ってもないこと」とご主人は即決されました。
こんな家が欲しかった
①自分の山の木を使う
「実家の山の木を使ったことで、植えた祖父の想いを大事にすることができ、周囲への陽当たりも良くなって一石二鳥でした。」
家族が集うLDKの中心にあるテーブルは、代々T家を見守ってきたクロガネモチの木で造ったもの。
一般的な宅地に比べると、整地や手続きは簡単なものではありません。それでも「山の木には、植えた人の想いがある」。そのことを深く知っている住まいずでは、Tさんご家族にとって最良の選択ができるよう、お手伝いさせていただきました。
②からだに優しい素材を使う
「ぜんそくがあるので素材には特にこだわりました。『いいものを長く使う』というスタンスで、耐久性も重視しました。」
太陽の光や風を贅沢なほどに取り込んだリビング。自然に囲まれて過ごす心地良さは、心も体も健やかに育んでくれます。
それまでぜんそくに悩まされていたTさんご家族は、家の素材、特に漆喰にはこだわりがあり、希望の種類がありました。それは住まいずで取り扱っているものではなかったのですが、希望を最大限叶えるためにと、その道のエキスパートを紹介。専門家から直接アドバイスを受け、納得のいく素材を取り入れることができました。
こだわりぬいた新居では、それまで入院に至るほどひどかったというお子さんのぜんそくの症状も改善。「以前とは全然違う。入院することもなくなり、本当に助かっています」と話される奥様の表情も晴れやかです。
③回遊性のあるデッキ
「あえて段差を設け、回遊もできるようにしたウッドデッキ。こども達のちょっとした遊び場になっています。」
屋外とフラットに繫がる開放感あるウッドデッキ。玄関側から階段や段差を設けてあり、子どもの冒険心をくすぐる造り。見晴らしのいいウッドデッキでのひと時は、最高のリフレッシュになります。
家族みんなが楽しく健やかに暮らす幸せ
明るい自然光と風が家中を満たすT邸では、子どもも大人ものびのび過ごせるこだわりが満載。お子さんがいると、家事や育児で常に何かに追われている生活になりがちですが、移動の時間や掃除の手間などを最小限にと工夫した造りで、ゆったり大らかに暮らせるお家になっています。
キッチンのすぐ隣にはお子さんの勉強スペースが。家事をしながら見守れる距離が嬉しい。
子ども部屋は3人のお子さんで3分割できる造り。ロフトも備えて、広く遊べる空間になっています。
ランドリールームは室内干しもできる仕様。濡れても拭き取りやすいタイルは、手焼き風の色と質感がお洒落。お手入れがしやすく清潔感を保てます。
ゆったりとした広さのトイレは、間接照明で雰囲気のあるスペースに。
リビングスペースはあえて一段低くなっている造りで、特別感が漂います。自然素材と相性抜群の優しい色味のラグとソファで、可愛らしい雰囲気に。
Family Voice
「常に住み手の目線を大事に、前向きな提案をしてくださる姿勢に感動でした。家づくりの過程も楽しく、終わってしまって寂しいくらい。住まいずさんで本当に良かったです。」
おじい様の山があった場所に、そこに植わっていた木々で想いを紡ぐ家が完成しました。自然に溶け込んでのびやかに暮らせる環境で、ご家族の笑顔が眩しく輝いていました。その姿に、近くの墓で眠るおじい様も、きっと目を細めていらっしゃるのではないでしょうか。