遊び場にもなる大黒柱がシンボル 木の温もり溢れる大空間の家

鹿児島市 M様邸

お住まい訪問記|すべて

「住まいず以外は考えなかった」と話されるMさんご夫婦は、軽い気持ちで足を運んだ見学会で、浮づくりの床の心地よさに魅了されました。
「行ったのは冬だったんですが、温もりがあって、素足で歩けるのがよかった」と奥様。その後モデルルームでの宿泊も体験。そこには今のM邸と同じように大黒柱があり、「特に長男が気に入って、ずっと柱に登って離れなかったんです」とご夫婦は振り返ります。
子ども達が喜べる家に、、、という親心もあり、枝木の大黒柱がある木のお家づくりが始まりました。

大屋根のどっしりとした佇まいが印象的なM邸。鹿児島市郊外の高台にあり、大きな窓の向こうには桜島を見渡せる贅沢な立地。室内は16帖分の大胆な吹き抜けのあるLDKから、中2階や2階の部屋まで空間が繋がり、驚くほどの開放感が広がります。

こんな家が欲しかった

①中2階のフリースペース

「気配窓を取り入れるなど遊び心のある空間です。カウンターや畳スペースなども造作してもらいました。」

もともとは平屋を考えていたというMさん。小屋裏を子ども部屋がわりにと思っていたのですが、小屋裏程度のスペースだど、子どもが成長するにつれ使いづらくなるといったアドバイスから、中2階と2階のある今の間取りに至りました。現在は主に中2階がお子さんたちの宿題&プレイスペースとして活躍中。キッチンから目の届く場所で会話もしやすく安心です。成長して個々に部屋が欲しくなれば、2階の子ども部屋を区切って使うこともでき、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる間取りとなっています。中2階下の床は収納になっていて、子どもの細々したものや学習用品の整理にも助かるスペース。

遊んだり勉強したりしながらも、リビングの家族と会話ができる絶妙な距離感。造作したカウンターがちょうどいい宿題スペースに。2階へ続く階段も子ども達にとっては良い遊び場になっています。

②枝木の大黒柱

「宿泊体験で長男が気に入った枝木の大黒柱。家の中で木登りができ遊べるのがいいですね。」

雨の日でも身体を使ってのびのびと遊べる大黒柱は、子ども達も大のお気に入り。開放的な大空間を支える大黒柱は、堂々とした存在感を放ちます。自然の表情が残された木肌は美しく磨き上げられ、枝付きなので木登りやちょっとした荷物かけにも。
枝を足場にあっという間に2階まで登ってしまうお子さん。当初は自力ではできなったそうですが、今では軽々と登り切っています。さらに、この大黒柱からリビングの角へ渡された大きなハンモックも見どころ。ブランコのように揺れる遊具にもなれば、昼寝などのちょっとした寝床にも最適。室内という概念にとらわれない、自由でのびやかな暮らしの楽しさを演出してくれます。

木の温もりに包まれてハンモックに揺られれば、まるで森の中で寛いでいるかのよう。中2階、2階へと繋がる大空間を、枝木の大黒柱が頼もしく支えています。

③風の通る家

「できるだけ窓を開け、自然の空気の中で暮らせる家が理想でした。風通しを良くしてもらい、夏はエアコンを使わず過ごせました。」

吹き抜けと大きな窓で開放感抜群のM邸は、玄関も2階の天井まで空間が抜けるつくりになっており、風が心地良く通り抜けます。LDKはさらに驚くほどの大空間で、平屋に負けず劣らずの一体感の中で家族の温もりを感じられます。

吹き抜けと大きな窓から差し込む自然光で明るいダイニング。対面型のキッチンからは庭や桜島が眺められ、家事の合間も景色を見ながら癒されます。勝手口からは庭の菜園へ回りやすく、必要なときにすぐ収穫できるそう。

木の温もりと癒しがつくる格別な我が家

M邸は、柱や梁、床はもちろん天井や建具、造作の家具に至るまで、鹿児島の気候を耐え抜いた県産の杉が使われています。これだけ贅沢に使われているからこそ感じられる、木の温もりや癒しといった優しい空気感は格別なもの。さらに、実際に間近で目にすると驚くほどの美しさは住まいずの職人が魂を込めてつくった熟練の技の賜物。木目や木色が丁寧に揃えられ、全体に洗練された雰囲気が漂っています。造作家具まですべてこだわりぬいて造られたからこその、一体感のある空気は我が家を唯一無二の格別なものにしてくれます。

2階子ども部屋前の通路。心地よい浮づくりの床の上を元気よく走り回る子どもたちは、とても嬉しそう。素肌に優しい手触りは、一度体感したら魅了されます。

リビング入り口にあるトイレと手洗い鉢。トイレの扉も木の表情が美しい。格子が程よい目隠しになっています。

主寝室の一角には書斎を造作。カウンターの足に原木の質感を残すなど、細部にも粋な演出が潜みます。

2階にある子ども部屋は、将来壁を設けることも考えてつくられています。奥の小窓からは玄関の吹き抜けが覗けるようになっていて、来客時に顔を出すのも楽しい。

掘りごたつで寛げる和室は収納下からも採光があるのがポイント。小上がり部分は腰掛けがわりにも。造作の収納棚も和室の雰囲気を邪魔せず落ち着いた空間。

「収納もたくさんあって便利」と奥様。中2階の床下や、大屋根によって生まれた披露目の小屋裏スペースもすべて収納に生かされ、たっぷりものが片付けられます。

Family Voice

「子どもが小さいうちは遊べる環境を大事にしたいという想いがありました。家の中で木登りをするなどのびのび過ごしています。木の調湿効果のおかげか、帰って来た時に室内に熱がこもっている感じがしないのもいいですね。」

一体感と柔軟な空間使いが楽しめる大胆な間取りと、大黒柱を中心に広がる開放的な大空間。家族が過ごす毎日を格別なものにしてくれる我が家に、大満足なMさん一家でした。