実家の山の木で建てた、家族がつながる暖かな木のおうち

霧島市 F様邸

お住まい訪問記|すべて


「両親の想いを形にして、マイホームに生かしたい」ーこんな思いからFご夫妻は、実家・出水市の山の木を生かせる工務店を探されていました。
そんな時に住まいずの「五季の家」に出会い、間取りはもちろん、造作家具や庭も含めたコーディネートができるということで、家をつくることを即決されました。
梅雨が長い鹿児島の気候に合うよう、地元材をふんだんに使うことで、”春夏秋冬+梅雨”を心地良く過ごせるオーダーメイドの家です。
住まいずの方式は、一般の流通ルートの原木市場や木材屋、製品市場を通さないので、輸送回数が減りコストを抑えることができます。ご実家の山の木を使ったおうち造りについて丁寧に説明しながら、間取りなどの細かい打ち合わせを重ねました。
山での伐採式にはご夫妻も同行され、大黒柱や家具用の木を決めたりと、おうち造りにより深く関わっていただいた事で、愛着や思い入れが違いますね。
「シンプルで飽きがこない、頑丈で年を経ても味が出る家を造る」というのをコンセプトにし、地鎮祭や上棟式、引渡し式などの節目をきっちり行うことで、ご家族で家を建てる意味を確認していただきながら、造り上げていきました。
「毎日仕事帰りに見に来ていましたが、大工さんの丁寧な仕事に毎回感心させられました」と奥様は職人に全幅の信頼を寄せ、ワクワクしながらおうち造りを楽しんだそうです。

 

こんな家が欲しかった

①大屋根
念願の大屋根が田園風景にひときわ存在感を放ちます。壁はアイボリーのシラス壁で、上質な木材と屋根の落ち着いた色味が美しい外観となっています。重工な木目の玄関扉を開けると木の香りが漂い、思わず深呼吸をしたくなる心地良さです。

②階段はリビングに設ける
2階にある子ども部屋を使うようになった時に、お子様が帰ってきてリビングを通ってから子ども部屋に行ってほしいという思いから、階段はリビングに。家族の出入りが確認でき、安心できる間取りです。

③対面キッチン
「家族の様子を見ながら家事や仕事をしたい」という奥様の要望通り、大きめの対面キッチンからはリビング、和室だけでなくガラス越しの風景まで見渡すことができます。
キッチン横には奥様の仕事スペースも造作してあります。アーチを描いたこだわりの仕切りがおしゃれで、お気に入りポイントだそう。

 

天井の勾配を利用した吹き抜けが開放的なリビングには、イヌマキの大黒柱が存在感を放ちます。木目が美しいベニタブのテーブルやソファなど、ご実家の木で作られたこだわりの造作家具が、安らげる暖かい空間を造り上げています。

(球形のペンダントやスポットライトがモダンなアクセントに)

 

庭には奥様が丁寧に配したタイルとシンボルツリーの桂の木が。縁側からもリビングからも景色を楽しむことができます。

 

ライフスタイルの変化にも対応可能 暮らしやすく心地良い造り

ラク家事動線も共働きのご夫妻には嬉しいポイントです。一角にパソコン、本棚、ファックス等をコンパクトにまとめた奥様の仕事スペース以外にも、仕切りでゲスト用と家族用が分けられた玄関や、キッチンの後ろにある透明のアクリル板で仕切られた作り付け棚など。奥にはパントリーもあります。随所に暮らしやすさを追求した設計が光り、収納もたっぷりあるので、将来家族が増えても安心です。

(洗面所も収納たっぷり。木の香りに癒されながら身支度ができます)

2階は生活スタイルの変化に対応できるよう、仕切可能な広いスペースになっています。障子を開けると眼下にリビングが見渡せる広々とした空間です。
一角には隠れ家のような遊び心をくすぐる造りの、ご主人の書斎が。こちらでご主人は趣味を楽しむそう。小屋裏収納も嬉しいですね。

ご両親の想いを、「家」という形で受け継いだ、穏やかで暖かな空気が流れるF様邸。年を経てさらに味わいが増すのが楽しみですね。