住まいずの家づくりコンセプト

すべての家に愛があります

おひさまが空を真っ赤に染めたら、
じきに子どもたちが帰ってくる。
はずみきった足どりで
「ただいま!今晩のおかず何?」と叫びながら。

星のまたたきがくっきりしてきた頃、夫が帰ってくる。
地面をしっかりと踏みしめる規則正しい足音は、
誠実で真面目な、あの人の性格そのもの。
家庭をもって初めて、心の底から感じることができた。
小さな私をどんな思いで両親が見つめていたか。
そして、その両親もまた、
祖父母のふところに守られて育ったことを。

すくすく育て。
元気に育て。
子どもたちが明るい未来に向かって、羽ばたいていけますように。
すべての親は願いをこめて、暮らしのための巣をつくる。
遠い昔から、延々と繰り返されてきたその営み。

家は、決して単なる雨よけでも風よけでもない。
そう、家は『愛』、そして『祈り』なのです。


家族がつながる

みんながつながる

時間がつながる

赤ちゃんご機嫌の秘密


 

「家族がつながる」

自分の命にかえても守りたい、
そう思わせる存在がそばに居る。
なんてしあわせなことなんだろう。

何のために家を建てるのでしょうか?

私たちはなぜ家を建てたいと思うのでしょうか。
暮らしにゆとりができたから。
持ち家があることで精神的に安定するから。
自分の家をもつことは、一つの社会的ステータスと言えるから。
様々な理由があると思います。でも、人が家を建てるという行為には、もっと根源的な何かがあるのではないかと住まいずは考えています。

はるかな昔、私たちの祖先が獲物を追って野山を駆け回っていた時代から、家族が暮らす家をつくることは父親の大切な仕事でした。雨風や外敵から身を守るのはもちろんのこと、あたたかい炉辺でみんなが揃って食事をし、子どもたちに生活に必要な技を教え、祖父母が語る先祖の物語を繰り返し聞くことで、自分たちがもつ歴史への誇りを育む― 家はそのためになくてはならない場所だったのです。

家族の絆を深める家を

いまでも家が担っているその役割は変わっていないと、住まいずは思います。家族がともに過ごす家が常に清潔で心地よく、互いを思いやり、ものを大切にする気持ちにあふれ、自分という存在を生んでくれた祖先への尊敬に満ちていたなら、どんなにか優しい子供が育つことでしょう。

だから、住まいずのつくる家は流行を追う家でもなければ、豪華な設備を誇る家でもありません。地元の山の木を使った、シンプルで使いやすい家です。いつまでも飽きが来ず、頑丈で、使い込むほどに味が出る家です。そして、地鎮祭、着工式、上棟式、引き渡し式などの節目も大事にします。どのような願いをこめて家を建てるのかを、家族全員が再確認することのできる大切な機会を、「合理化」の名の下に切り捨てるのはとてももったいないと思うからです。

素材選び、打ち合わせ、工法、つくり方の手順・・・。家づくりに関わるすべてを"家族がつながる"ことを根底に据えて発想するのが住まいず流の家づくり。つくりたいのは単なる建物としての家ではなく、家族がいきいきと笑って、泣いて、ケンカもできる、どっしりと揺るぐことのない舞台であり、傷ついた時や元気のない時に、ほんわりと慰めてくれる癒しの場です。

家族の絆を深める家を

 

住まいずに来られませんか?

「これからどう暮らしていきたい?」
「そもそも家を何のために建てるんだろう?」
ふとそう思われたら、一度住まいずに来られませんか?
自分のこと、子どものこと、まわりを取り巻く環境のこと・・・。
注文する人、建てる人という垣根を越えて、いま大切にしたいと思っていることをじっくりと話しあい、一緒に答えを探っていくことができればうれしいです。

お問合せはこちら

 


 

「みんながつながる」

全然知らない人でも、笑顔を見るとなぜだかホッとする。
泣き顔を見れば、こちらも悲しい気分・・・。
ほらね、それがもともとみんながつながっている証拠。

地元の木材で建てるということ

最近、地産地消という言葉を耳にする機会が増えてきました。地域でつくった野菜や食品などを地域で消費するという考え方は、これまでの大量生産・大量消費では、お互いの顔が見えず、責任感や人の温もりが感じられなくてさびしいという人々によって支持され、全国に広まりつつあります。とても素敵なことだと思います。

もうひとつ、鹿児島には地材地建という言葉があります。地産地消と考え方は同じで「地元の木材を使って地元に合った家を建てる」という意味です。住まいずはこの地材地建の考え方に賛同し、実践しています。

なぜ地材地建を実践しているかという理由は大きく3つ。

1つ目は、地球環境にやさしいこと。
2つ目は、地元の木を使うことで地元の森林を守ることができること。
3つ目は、地域のみんなが"つながり"を実感できること。

ひとつずつ、簡単にご説明しましょう。

 

地球環境にやさしい

地元で伐った木を地元で使うことで、輸送のためのエネルギーを最小限にとどめることができます。また木は二酸化炭素を吸収してくれる上、数少ない再生可能資源でもあります。伐採と植樹を適切に繰り返すことで、何度でも循環させながら使うことができるのです。

 

地球環境にやさしい

地元の森林を守る

地元材を積極的に使うことで森林経営が活性化すれば、地域の森林は健全に管理されます。山で働く人の生活をみんなで守るという意識が高まることで、地域の山林は美しく保たれます。

 

地元の森林を守る

みんながつながりを実感

近くの森の木で建てることで、そこに家族でドライブすることもあるでしょう。また林業家が、自分が育てた木で建てた家を、町で見かけることもあるかもしれません。地域材は、生産者と消費者の間の距離をぐんと近づけ、お互いがつながりの中に居ることを実感させてくれます。

みんながつながりを実感

 

住まいずスマイル

いつだったか、誰かが興味深い話をしてくれたことがあります。

「人間の魂は、もともとひとつの大きなかたまりだった」というのです。「長い年月のうちにお餅がちぎれるように、別々の小さな魂になり、周囲には傷つかないための殻ができた。でも、とても楽しいことがあって一緒に笑いあった時、その殻が一瞬溶けて魂は再びひとつになる」のだそうです。

 

住まいずスマイル

なんだか素敵な考え方だと思いませんか?それならできるだけ、多くの人と笑いあいたいものですよね。住まいずは、そんな"人と人とのつながり"を、家づくりを通して生み出していきたいと考えています。

木を植えた人、その木を製材した人、家を建てた人、そこに住まう人、その隣に住まう人・・・。みんなの思いが響き合えば、暮らすことはもっと楽しくなりそうです。人が出会い、話し、一緒に考えつながっていく。そのつながりは目に見えないけれど、生きる上でのとてつもなく大きな財産になると思います。

 

山から街へ

を植えた人

おじいさんが植えた木が立派に育ち、先日家の材になるために旅立っていった。
どんな家ができるのか楽しみじゃ。

 

木を植えた人

 

工する人

山から運ばれてきた木がとても良いものだったので、心をこめて製材しました。
大黒柱にする木や、キッチンカウンターにする盤木は、ぜひここに来て選んでくださいね!

加工する人

 

加工する人

 

てる人

着工式では職人たちが一人一人お客様に挨拶します。
人前に出るのは緊張しますが「任せてください」という思いを伝えたくて、真剣に話しました。
最後にお客様から挨拶があり、涙を浮かべて「よろしくお願いします」と言われたのには大感激しました。
絶対に、いい家をつくるぞ!

建てる人

 

建てる人

 

住まう人・近所の人

 

まう人

山の近くの製材所に行って、大黒柱やカウンターの木を選んだ時、この場所で育った木を使うんだなとはっきり感じました。建てている最中も何度も現場に行って、木を大切に扱っている職人さんの様子を見て嬉しかったです。
上棟式では隣近所のみなさんに一緒に祝ってもらい、地域の一員になるんだなという実感をかみしめています。

住まう人

 
まう人【息子】

だいこく柱を選ぶためにかこうばというところに行ったら、木のかたちをした柱がずらっと並んでた。
おじさんが「これを君のお家に立てるから木登りして遊んでね」って言ってくれたから、もうその日からワクワクしてたんだ。
ぼくと遊べてあの柱もきっと喜んでいるよね?

住まう人【息子】

所の人

近所で上棟式があり、餅まきもあるというので娘は朝から大張り切り。私も引っ張られてついていったけど、なかなか良いものでした。
一つ一つの儀式の説明をちゃんとしてくれたので、家づくりってそこまでの思いをこめてするものなんだと実感できました。
お施主さんもいい人そう。
引越してこられるのが楽しみ!

近所の人

 
所の人【娘】

おうちの屋根の上からおもちをまくんだよ。
はじめて見たからびっくりしちゃった。
新しいおうちに越してくる子といっしょにむちゅうで拾ったの。私と同い年なんだって。
いっしょのクラスになるといいなあ!

 

お問合せはこちら


「時間がつながる」

小さな芽は空に向かってぐんぐん伸びていく。
おじいさんと孫、ふたりの瞳に
同じ未来が映っている

時間がつながる

 

子孫のために木を植える

鹿児島県姶良市の山中に樹齢250年を超える杉の大木があります。今からおそらく6代前か7代前の、住まいずのご先祖様が植えた木です。天を衝き上げるように聳え立つ木を見る時、そこに流れた膨大な時間が胸に迫ってきます。

植えた人はもちろん、成長した木を見ることはできません。次の代の人も、ひょろっとした若木の姿しか目にしてはいないでしょう。それでも雑草などの下刈り、枝打ち、間伐などの手入れは、彼らによって欠かさず行われ、また次の代へと受け継がれてきました。

自分のためではなく、子孫のために木を植える。それは何も特別なことではなく、日本人の誰もが当たり前と思ってきた考え方でした。そしてそのことによって、自分が脈々と受け継がれていく流れの中にいることを、ごく自然に感じとってきたのです。

 

自分の山の木で建てる

いまも鹿児島市から霧島市にかけてお住まいの方の中には、「子どもや孫のために山を買い、木を植えた」という方がかなりいらっしゃいます。しかし残念なことに、「高くつくからこの木を使って家を建てることは無理」と諦めている方がほとんどです。

昭和39年に木材の輸入が自由化されて以来、日本は住宅建材を外材に頼るようになりました。昔の大工さんは木を買うために山を見ることから始めましたが、輸入木材を買うようになった住宅会社は、山に足を運ぶことはなくなりました。こうして山で働く人と、家を建てる人との絆は切れてしまったのです。さらにみんなが国産材を使わなくなったことで、林業自体が急速に衰えていきました。

現在ではせっかく立派に育った木を、伐り出したり、製材したりしたくても、相談できる住宅会社が見つからない、或いは、あったとしても高いコストがかかってしまうという状況が生まれています。

そこで住まいずが始めたのが、"自分の木を使って家を建てる"という取り組みです。

 

自分の山の木で建てる   自分の山の木で建てる   自分の山の木で建てる   自分の山の木で建てる

 

世代を超えて伝わるもの

住まいずは代々林業を生業とし、10代目の有村吉孝の時に住宅建築を始めました。もともと林業のノウハウをもっている吉孝は、子どもや孫のために木を植えた人の願いが、社会の状況が変わったからといって叶えられないのはあまりに切ないと、現地に赴き、使える木を選別し、伐採、運搬、製材、乾燥までを一手に引き受けるようになりました。吉孝のその活動は本人が思った以上に喜ばれ、何よりも植えた人(親世代)と建てる人(子世代)の絆を一層強いものにするという嬉しい結果を招いたのです。

もちろん山にはよく手入れされたものもあれば、そうでないものもあります。他人の山に出かけて木を選別し、伐採して運び出すという作業は、実際にはかなり手間のかかるものです。それでも住まいずがこの取り組みを続けてきたのは、「父母や祖父母の思いを、目に見える形で子や孫に伝えられる」こと、そして「地域の材木を使うことで森の新陳代謝が進み、山の健康が保たれる」というふたつの理由からです。住まいずは、世の中には効率よりももっと大切なものがあると信じています。

倒れた木の根元からひこばえが芽吹くように、時間は命によってつながっていきます。一生懸命に生きたこと、そしてその思いは、次に芽生えた命によって受け継がれます。住まいずはそんな"当たり前のこと"を、いつも忘れないでいたいと思います。

世代を超えて伝わるもの

voice

  • ただいま、住まいずで建築中の 霧島市隼人町 K様

ごつごつとした父の手

父が私のために木を植えてくれていたことは、以前から聞いて知っていました。

家を建てることになって、住まいずさんに山を見てもらったら「思った以上に木が多かったです」と言われ、その木の量の多さが父の思いの大きさなんだなと感じました。だからこの家は、父の思いがいっぱい詰まった家になっています。

男同士だから照れくさくてお礼を言えずにいたのですが、上棟式の時に住まいずさんがお膳立てしてくれて、父に感謝状を渡しました。有村会長に「握手して!」と言われ、何十年ぶりかで手をつなぎました。力仕事をしてきた父の手はごつごつしていて、あらためて「この手で大きくしてくれたんだなあ」と思いました。

父が植えてくれた木を、どうすれば無駄にせず、使い切ることができるかが目下のうれしい悩み。テーブルや椅子など、家具もたくさんつくろうと思います。

「自分の山の木で建てる」について、もっと知りたい方はこちら

お問合せはこちら


「赤ちゃんご機嫌の秘密」

なぜか赤ちゃんがニコニコ。
理由をインタビューできれば良いのですが・・・

 

赤ちゃんも癒されている?!

赤ちゃんも癒されている?!

 

11代目社長の有村健弘、そして11.5代目こと専務の有村康弘のふたりには、小さな赤ちゃんがいます。ある日ふたりは、自分たちの赤ちゃんを住まいずの展示場に連れて行くとなぜかご機嫌になることに気がつきました。「なんで?」 当然ながら、赤ちゃんはニコニコ笑っているだけで答えてはくれません。「たぶん何か気持ちがいいんだろうね」 ふたりが一番に考えたのは「空気が良いのではないか」ということでした。

住まいずの展示場「五季の家」は、無垢の木をふんだんに使っています。壁はシラスを原料にした漆喰壁。そして森呼吸システム(二重通気工法)を採り入れています。これで空気環境が良くないはずがありません。小さな赤ちゃんだけに、空気が呼吸に与える影響はとても大きいはず。それが家中どこに居ても、気持ちの良い空気で満たされていれば、ご機嫌になるのも当然です。

 

赤ちゃんも癒されている?!

さらに、展示場を訪れた人がまず口にする言葉、「木の香りがする!」も大きな要因かもしれません。木の香は人間のストレスを緩和させ、血圧や脈拍も落ち着かせる効果があると言われています。赤ちゃんだけでなく、きっと大人も癒されているのでしょう。赤ちゃんも穏やかになったお父さんやお母さんの顔を見て、一層安心してニコニコしているのかもしれません。

 

動線が良い家は家族を幸せにします

住まいずがお客様からかけていただく言葉の中で、最もうれしいことの一つが「家事がしやすい」と言われることです。

この家事動線には住まいずはかなりこだわっており、デザイン性や見た目を多少犠牲にしてでも「動きやすさ」「使いやすさ」を優先したいと考えています。その理由はいたってシンプル。「その方が暮らしやすいから」です。暮らしやすければいらいらすることもなく、ゆったりとした精神状態で過ごせます。そうすると、お母さんが子供を叱りつけたりすることも少なくなり、家の中の空気がとても和やかなものになるでしょう。

もう一つ、暮らしやすい家は家族に愛されますから大切に扱われますよね。ものを大切にするという雰囲気が、自然に家族の中に芽生えれば、こんなうれしいことはありません。

木や漆喰、二重通気工法などのハードによって良くする"空気"と暮らしやすさというソフトによって良くする"空気"。住まいずは2つの"空気"を考えた家づくりをめざしています。

 

動線が良い家は家族を幸せにします

 

霧島市隼人町 H様

voice

  • 霧島市隼人町 H様

設計力って"暮らしやすさ"のことなんですね

以前暮らしていた借家は、デザインの良い木の家で知られる住宅会社の建てたものだったんです。でも、いざ住んでみると結構使いづらくて。パッと見て素敵でも、住んでみないとわからないことってあるものなのですね。

その点、住まいずさんで建てたこの家では、家事に関するストレスはほとんどありません。私も以前の経験をもとに、密な打ち合わせをさせてもらったせいもあるかもしれませんが、やはり設計力がすごいのだと思います。こちらが気づかないような細かい部分に、ハッとするようなアドバイスをしてくださいました。おかげで家事・育児をしながらone day shopを開くなど、充実した毎日を送っています。

H様のお住まい拝見はこちら


お問合せはこちら