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ニューカレドニア

松尾 大介 自己紹介

そういうわけ10日間お休みをいただきニューカレドニアへ行ってきました

松尾です

 

ニューカレドニアは、ニューカレドニア島およびロイヤルティ諸島からなるフランスの海外領土でニューカレドニアのサンゴ礁は世界遺産にも登録されています

旅の目的は世界遺産に登録された

美しいサンゴ礁の海

フランス領ならではの

美味しいフレンチとワインもそうなのですが

(※写真はメキシカンです)

今回の1番の目的は

「ティバウー文化センター」に行くこと

ティバウー文化センターは私の大好きな建築家のひとりレンゾ・ピアノ氏によって設計された

ニューカレドニア島の先住民族のひとつカナク族の文化を称えるための文化施設です

1998年に竣工したこの建物を表紙にしたレンゾ・ピアノ氏の本

「航海日誌」

この本を手にした時の衝撃は今でも忘れられません

帯には「いま、建築という壮大な冒険がはじまる」

と書かれていました

まだ私は学生でこの本をいっきに読んで建築を仕事にしようと心に決めました

そして表紙を飾る森の中に建つ「カーズ」をいつか見に行こうと

旅の最終日やっと見に行くことができました

航海日誌の中でピアノは

「建築物には自然素材であるために短命な建材が用いられ、つくられた時から徐々に同化していく。そういった土地では村落の持続性は、建物単体の耐用年数ではなく、地勢学や建築物の構成パターンが時間軸の中でどう持続するかにかかっている

中略

文化センターは単体の建物ではなく、村落であり、樹木の繁る空間であり、施設であり、そういった空間の密と疎の部分が混在するものの総体なのである」

と書いています

本の中でみた写真から20年経った今、この場所は文化センターという役割だけではなくカレドニアの景色と一体となった素晴らしい体験をもたらす場所になっていました

この旅のタイミングでこの建築を体験して学生の時のあの気持ちを思い出し

職業に対する決心を確認しまた新たにすることができました

私たちが訪れた日は9月24日

この日はニューカレドニア・ナショナル・デー(ニューカレドニアがフランス領になった日)

施設は無料で開かれカナク族の人々の催物が行われ多くの人々で賑わっていました

「建築における真の普遍性とは、ルーツとの関連、過去への感謝、「ゲニウス・ロキ(地霊)」への尊敬といったことを通じてのみ実現されるのだ」

とピアノは文化センターの説明の最後で語っていたのを思い出しました

 

建築することにおいて大切なのは建物ではなくその中で生活する人々の人生だと

あらためて心の底から思い起こすことができました

 

お休みをいただきありがとうございました

ますます精進します!

 

 

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