有村 康弘 11.5代目 有村 康弘

雨の日の地鎮祭は島津雨という解釈で乗り越える?!

2021/11/06(土) 日々について

木の家の価値を、島津雨を浴びながら伝えたい11.5代目です。

今日は珍しく雨が降った日。
この季節にしては貴重な雨というべきか?!

1年中晴れの日ということはあり得ないので
これもまた人生。。。

そんなこの日は、地鎮祭でございました。

地鎮祭なのに雨だったの!?と思われるかもしれませんが
こと鹿児島においては、そこは大丈夫。なぜかですって?!

それはもちろん、島津雨という考え方があるからなんです!

島津雨とは・・・

「島津雨」とは、鹿児島県で使われている言葉です。
雨が降るとおめでたいことの前兆であるとされ、県外からのお客様を
迎える時などに雨が降ると、よく使われるようです。

そのいわれは島津家の始まりまでさかのぼり、島津家の祖・島津忠久の出生に
まつわる説話より誕生したと伝えられています。

その説話とは、島津家の系図によると・・・
島津家の祖忠久の実の父親が清和源氏の源頼朝であるという説を採用して
いるために、清和天皇から始まっているのですが、忠久は本当に頼朝の子供
なのでしょうか。
この系図には、忠久誕生について次のような説話が記されています。

頼朝と結ばれ忠久を身篭った比企能員(ひきよしかず)の妹
丹後局(たんごのつぼね)が北条政子の嫉妬を恐れて西国へ逃げる途中、
摂津住吉社の境内で、雨の中狐火(きつねび)に守られて忠久を生んだ
というのです。

このような説話は、既に室町時代の「酒匂安国寺申状」や「山田聖栄自記」
にも記され、この説にもとづいて、島津家では稲荷神を信仰し、雨を
「島津雨」といってめでたいことがおこる前兆だといっていました。

-----島津家おもしろ歴史館 / 尚古集成館編 より抜粋-----

他にも諸説があるようなのですが
これが個人的にはしっくりくるかなと思います。

お祝い事の雨って嫌がられることが多いですが
全ては受け止め方次第なのかなと思ったり。

それも含めて思い出なんでしょうね。

Nさん、おめでとうございました^^

 


 

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