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家の資産価値を高める方法

木こりおじさんの「お家の学校」土曜日

建てて20年で資産価値ゼロと言われる日本の住宅

月曜日から始まった授業も土曜日のきょうで最終回です。タイトルは「家の資産価値を高める方法」。木こりおじさんの息子の木こりお兄さんが、このテーマについてはいろいろと勉強しているので、おじさんに代わって講師を務めます。みなさん、よろしくお願いします。


こんにちは、木こりお兄さんこと11代目の有村健弘です。これまで日本の住宅は、建築後20年ほどで不動産売買の際の資産価値がゼロになってしまう時代が長く続いてきました。それが意味しているのは、どんなにこだわって建てた家も20年経てば古家扱いで、いわゆる土地代だけになってしまうということです。

しかし、近年ようやく日本の住宅事情も変化しつつあります。つくっては建替える家に代わり、これからの時代に求められているのは"良質で住み継いていける家"。きょうは家の資産価値を維持・向上させて、売買の際にも有利な状態を保つための方法についてお話ししたいと思います。

  11代目の有村健弘(木こりお兄さん)

 

家の資産価値を保ち続けるために

  家の資産価値を保ち続けるために

 

方向転換した政府の方針

まだ使えるものを大切に使う、ストック重視へ

平成18年(2006)、住生活基本法が施行され、日本の住宅はこれまでのように"造っては壊す"消費型から、欧米のように"良いものをつくり、きちんと手入れをして長く大切に使う"ストック型への転換期を迎えました。つまり単純に築年数によって評価が下がるのではなく、適切なメンテナンスによって質を長く保ち、必要な時に賢く売買することができる家がこれからの主流になるということです。

そのこと自体はおおいに良いことなのですが、それでは適切なメンテナンスとは何?という疑問が出てきます。築20年以上経った家であれば、必ずどこかしらを補修しているはず。ところが住まい手自身も、いつどのような補修をしたかを忘れている場合が少なくありません。これでは家の状態は、極端な話、壊してみなければわからないということになり、そんな家に高いお金を払うのはこわい、ということになってしまいます。

そのような事態を避けるために出てきたのが、「住宅履歴情報」という考え方です。

 

住宅履歴情報とは何か

住宅履歴情報とは、一言で言うと住まいのカルテのようなものです。住宅がいつ、誰によって、どのような材料を使って建築されたか、その後どのような補修や修繕、リフォームなどを行ってきたのかの詳細な記録が保存され、蓄積されます。マンションなどでは必ずそうした記録が作成され、管理組合によって保管されますが、それと同じようなものだと考えてください。

この住宅履歴情報があることによってどうなるかは明らかです。これまでには家の査定基準がなかったため、一律に築年数によって査定されていましたが、住宅履歴情報というれっきとした判定基準があれば、それに従って個々の建物を評価し、適切な価格で売買することができます。つまり売買の際に非常に有利になるのです。

また、住宅履歴情報をつくることによって、メンテナンスやリフォームの計画も立てやすくなります。飛び込み営業などの「お宅の土台、腐りかけてますよ」「屋根に穴が空く寸前です」などといった脅しまがいの売込みにも冷静に対処できますね。

  建物の履歴がひと目でわかります

 

誰が住宅履歴情報を記録し、管理するの?

住まい手に代わって保存・管理してくれるサービスがあります

この住宅履歴情報は通称『いえかるて』と呼ばれ、平成22年(2010)、国交省の提言で取り組みがスタートしました。現在、すでに長期優良住宅の所有者には『いえかるて』を記録し、保管することが法律で義務付けられています。

「えっ?所有者って、それじゃあ住まい手である私たち自身が、そんなややこしいものを書いて保管しなくてはならないの?!」こんな風にほとんどの方は思われるのではないでしょうか。確かに、新築の際には建築業者から情報を受け取り、メンテナンスや小さな修繕のたびに記録を貰い、リフォームの際にはリフォーム業者から・・・となってくると、きちんとデータを保管できるかどうか、怪しくなってくるのも当然だと思います。

そこで住まい手さんに代わって、住宅の履歴情報の保管、維持管理のサポートをする公的な情報サービス機関が登場しました。そこでは建物の情報を一括して管理し、要請に応じて適切なデータを提示してくれます。所有者が代わっても家の情報はここで保存・管理されていますので、次にその家を購入する人も安心です。

住まいずでは、この公的な情報サービス機関と住まい手さんの間をつなぐサービス『どんどん』を始めました。サービス内容をご説明しましょう。

住まいずの「どんどん」がサポート!

 

『どんどん』のサービス

月々500円(税別)で情報の蓄積、点検、
情報サービス機関とのやりとりをサポート

 

「どんどん」のサービスでご家族も安心!

【1】 3年に1度、住まいの定期点検

3年に1度プロの手でお住まいを点検します。定期的に点検を行なうことで住宅の状態を把握し、災害など万一の場合にも迅速かつ適切な復旧や補修を行ないます。

【2】 情報サービス機関への登録

定期点検の結果やリフォームなどのメンテナンス報告など、住まいに関する情報をすべて蓄積・管理し、公的機関である情報サービス機関にも同様のデータを登録します。

【3】 定期管理報告書の提出

1年に2回、今のあなたのお住まいの状況を封書にてご報告します。部位の劣化状況などがわかるので、リフォームの計画などが立てやすくなります。

また、オプションとして、通常1年間のメーカー保証期間が終了した後も、メーカー保証と同様の修理サービスを受けることが可能な「住器設備最長10年保証」、水廻りのトラブルから、住宅に関する緊急の困り事まで深夜も365日電話で受け付ける「救急サービス」、不動産を売却する際に売主に発生する瑕疵担保責任を保険制度で補助する「既存住宅かし保険」などのサービスもご用意しています。

今後、住まいのカルテはなくてはならないものになっていくことでしょう。こうしたサービスを上手に利用して、大切な住まいを適切に管理し、資産価値を維持・向上させて賢く生活したいものです。

 

今日の4つのポイント  

今日の4ポイント

きょうのポイントは
「適切な維持管理によって自分の家の資産価値を高める」でした。
そのための国の施策として

  • ストック(既存住宅)重視の方針が打ち出されたこと
  • 住宅履歴情報の蓄積が推奨され、一部ではすでに義務付けられていること
  • 情報管理のために公的な情報サービス機関が設置されたこと

この3点をご紹介しました。
そして

  • 公的な情報サービス機関と住まい手さんをつなぐために、住まいずが行っているサービス

についてもご紹介しました。

住まいの履歴がきちんと蓄積され、そのことによって年月を経た家も
高く売れるとなれば、人々は我が家をより一層大切にします。
そうなれば欧米のように「良質な住宅をつくって、大切に手入れしながら暮らす」
というスタイルが、日本に定着することにもなるでしょう。
建てては壊し、また建てて・・・という時代はもう過去のものです。
ものを大切に使うというこの時代の流れを大切に、
住まいずでも取り組んでいきたいと思います。

これからの住宅事情を見据えた賢い家づくりのためのセミナーを開いています。
お申込み・お問い合わせはこちらから

住まいず家づくりセミナー
『賢く建てて、素敵に暮らそう』

11代目有村健弘が
わかりやすく解説します。

  住まいず家づくりセミナー
木こりおじさんの「お家の学校」   おじさんのプロフィール

月曜日「良い業者の見分け方」

 

火曜日「展示場見学の心得」

水曜日「丈夫な家のつくり方」

 

木曜日「住みやすい家って?」

金曜日「建築中ここだけは確認!」

 

土曜日「家の資産価値を高める方法」